2-A23 ネットワーク構成を改良したPoseSynthによる融合身体の試作体験
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2-A23 ネットワーク構成を改良したPoseSynthによる融合身体の試作体験
山口 周(東京大学),橋浦 健太(東京大学),畑田 裕二(東京大学),鳴海 拓志(東京大学)
複数のユーザが1体のアバタを動作させる融合身体は人々の身体認知の解明や効率的な運動学習等の用途に活用されている.これまでの融合身体は2人のユーザのみを対象とした,2種類の異なる実装方法で検証されていたが,以前我々が提案したツールキット「PoseSynth」は,アバタの関節の姿勢を球面線形補間によって重ね合わせる手法により,両実装方法を統合した上で3人以上のユーザに対応し,新たな融合方法の実装と検証を容易にした.ただし,従来のPoseSynthでのネットワーク構成では同期しなければならない情報が多く,アバタの動作に遅延が発生していた.そこで本稿では,同期する情報の変更によって通信を高速化させる新しいネットワーク構成を採用した改良版PoseSynthを提案する.デモ展示では,改良版PoseSynthを用いて,誰もが自分好みの融合身体を手軽に試作できる体験を提供する.